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2021.11.18 マンションの「修繕積立金」について
静岡マンションセンターの高倉です。
今日は、中古マンションの修繕積立金について、お話したいと思います。皆様もご存じの様に分譲マンションは専有面積に応じた修繕積立金を管理組合で積み立ていて修繕が必要な場合の資金に充てています。
一般的に新築時に設定された修繕積立金は数年ごとに見直しをされて少しずつ値上がりしているというのが実情ではないでしょうか。
この、修繕積立金がマンションの売却時に「売りにくい」原因になってしまうケースがございます。
例えば、築年数が古く総戸数が少ないマンションで修繕積立金が高額になってしまったら...
仮に新築時に4,000万円で購入したマンションが30年後に、1,500万円で売りに出されたとします。
その時に、管理費と修繕積立金で4万円を超えてしまっているとしたらどうでしょうか?住宅ローンを1,500万円借り入れた場合、月々の返済額は、66,995円(返済期間:20年、変動金利0.7%の場合)なので、管理費と修繕積立金を合わせると10万円を超えてしまいます。
皆様であれば、この中古マンションを購入しようと考えるでしょうか。
実際に、静岡市内でもこの様な状況で売りにくくなってしまっている中古マンションが存在します。
将来的に、この様な状況に陥らない為には管理組合の修繕計画などに「関心」を持つことが大切です。修繕工事の金額や工事のタイミングは適切なのか今の修繕積立金は適正な額なのか等、少しでも関心を持って将来的に「売れるマンション」でいられる様に考えることも必要かもしれません。
監修者情報
髙倉 茂樹
代表取締役・宅地建物取引士