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2024.05.31

意外と知らない⁉ マンション売却に必要なもの

マンションを売却する際には、準備すべき書類や手続きに必要なことが複数ございます。
スムーズな売却を実現するためには、事前の準備が重要です。以下に、マンションを売却する際、主に必要な項目をまとめました。

 

 

 

 

1. 必要書類の準備

a. 登記簿謄本(区分所有建物全部事項証明書)
売却するマンションの権利関係を証明するための書類です。法務局で取得できます。

b. 身分証明書
売主様の本人確認をするために必要です。運転免許証やパスポート、マイナンバーカードなど顔写真付きのものを用意しましょう。

c. 印鑑証明書
実印とともに使用します。印鑑登録をしている市区町村の役所で取得できます。

d. 実印
売買契約書や登記申請書に捺印するために必要です。

e. 権利証または登記識別情報通知
マンションを売却する際に所有権移転が登記名義人本人による申請であることを証明する重要な書類です。紛失している場合は再発行の手続きが必要になり、費用も別途必要になります。

f. 固定資産税・都市計画税納税通知書
固定資産税・都市計画税の税額や評価額を示す書類で、市区町村から毎年送付されます。マンションの税金の額や評価額を確認するために必要です。

2. 物件情報の整理

a. 間取り図
購入希望者様に物件の間取りを説明するために使用します。可能であれば、最新のものを用意しましょう。

b. 管理規約・使用細則
マンションの管理組合が定めた規約や細則を準備します。これにより、購入希望者様にマンションのルールを説明できます。

c. 修繕履歴
過去に行われた修繕工事の履歴を示す書類です。建物の維持管理状況を把握するために重要です。

3. 売却活動に関する準備

a. 不動産会社の選定
信頼できる不動産会社を選びましょう。複数の会社に査定を依頼し、比較検討することが推奨されます。

b. 販売価格の設定
市場価格や査定額を基に適正な販売価格を設定します。不動産会社のアドバイスを参考にしましょう。

c. 販売活動の計画
物件情報の広告を出す媒体と公開方法や購入希望者様をご案内可能なスケジュールなど具体的は販売活動について不動産会社の担当者と打ち合わせをします。広告戦略も重要です。

4. 契約関連

a. 売買契約書類等の準備
不動産会社が作成する重要事項説明書・売買契約書や添付資料等を確認し、必要な場合は弁護士など専門家に相談しましょう。

b. 契約解除の条件確認
契約解除の条件やペナルティについて、しっかりと理解しておくことが重要です。

c. 手付金の受領
売買契約締結時に買主様から手付金を受け取ります。通常、売買価格の5%〜10%程度が相場です。

5. 引っ越し準備

a. 引っ越し前の最終確認
物件の状態や設備の動作確認を行います。トラブルを未然に防ぐためです。
※物件の状況や設備の状態については売買契約前にも確認し買主様に書面(付帯設備表および物件状況確認書)で告知する必要がございます。

b. 引っ越し当日の準備
鍵類の準備や引渡し書類の整理を行い、引渡しがスムーズに進むよう準備しましょう。

6. その他の注意点

a. 税金関連の手続き
譲渡所得税や住民税の支払いが必要な場合があります。税務署や税理士に相談することをお勧めします。

b. 引っ越しの手配
引っ越し業者の手配や転居先の準備を早めに進めましょう。

以上が、マンションを売却する際、主に必要なものと手続きの例です。事前にしっかりと準備を整えることで、スムーズな売却が実現できるでしょう。各ステップで不安や疑問がある場合は、専門家に相談することも重要です。

監修者情報

髙倉 茂樹

髙倉 茂樹
代表取締役・宅地建物取引士

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